日本歴史地名大系 「大藪古墳」の解説
大藪古墳
おおやぶこふん
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
大阪府東大阪市東石切町山崎秀治氏邸内にある古墳。生駒山西麓(いこませいろく)地方ではごく普通の自然石乱れ積み右片袖(かたそで)式の横穴式石室墳であるが、玄室(げんしつ)奥なかばに、石室の主軸と平行して花崗(かこう)岩の板状石を組み合わせた石棺2基があり、北側の棺内に5体、南側の棺に2体、玄室前部に1体、羨道(せんどう)部に3体以上、計11体以上の人骨が埋葬されていた。石棺内の人骨は、追葬の際、先葬者の遺骨を集めて収納したものと認められ、古墳時代後期(6世紀末~7世紀初)における多人数埋葬の一つのあり方を示すものとして有名。形質人類学者島五郎の鑑定によると、熟年・壮年期の人骨10体のうち6体までの歯牙(しが)には黒色彩色が施されていたらしい。
[石部正志]
『『枚岡市史第三巻 史料編 一』(1966・枚岡市)』
4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...