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宇津峰 ウヅミネ

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デジタル大辞泉の解説

うづ‐みね【宇津峰】

《「雲水峰」とも書く》福島県中部にある山。標高677メートル阿武隈高地の独立峰。南北朝時代、切り立った険しい地形を利用して山城が築かれ、南朝方の拠点となった。城跡は国の史跡に指定されている。

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国指定史跡ガイドの解説

うづみね【宇津峰】


福島県の郡山市田村町と須賀川市塩田の境にある標高677mの独立峰、宇津峰山の山域全体を利用した山城跡。「星が城」あるいは「雲水峯」の別称がある。宇津峰山の山頂には「雲水峰城址」と刻された石碑がある。1340年(興国1)から13年の間、南朝方の鎮守府将軍北畠顕信(あきのぶ)とその子の居城であり、ここから奥羽に号令を発した。1353年(正平8)に北朝方の攻撃で陥落し、以降、東北における南北朝の争乱は実質的に終息した。1931年(昭和6)に国指定史跡となった。現在の「千人溜(せんにんだまり)」「長子城」などの地名はこの城に由来する地名である。千人溜は、城跡のほぼ西端の高さ1.8m内外の土塁で囲まれた約20m四方の区画で、石の祠がある。また、その東にある地域を長子城という。東の端には空堀の跡があり、階段状に削られた数層の平地面がある。JR水郡線小塩江駅から車で約5分。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

宇津峰
うづみね

福島県中部、郡山(こおりやま)、須賀川(すかがわ)両市の境にある山。標高677メートル。雲水峰とも書く。阿武隈(あぶくま)高地西縁の残丘の一つ。南北朝時代に築かれた宇津峰城(埋峰城とも)があり、奥州南部の南朝方の拠点となっていた。1352年(正平7・文和1)鎮守府将軍北畠顕信(きたばたけあきのぶ)と尊良(たかなが)親王の子守永(もりなが)王(宇津峰宮)がこの城に拠(よ)り北朝方と戦ったが、1353年落城し、顕信らは出羽(でわ)に逃れた。城跡は国の史跡に指定されている。[安田初雄]

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