官事(読み)カンジ

精選版 日本国語大辞典 「官事」の意味・読み・例文・類語

かん‐じクヮン‥【官事】

  1. 〘 名詞 〙 役所の事務。官府の事業。おおやけごと。
    1. [初出の実例]「乱失官事者。必无隠諱」(出典続日本紀‐和銅元年(708)七月乙巳)
    2. 「さて官事の暇あるごとに、〈略〉政治学を修めむと」(出典:舞姫(1890)〈森鴎外〉)
    3. [その他の文献]〔論語‐八佾〕

つかさ‐ごと【官事】

  1. 〘 名詞 〙 担当職務、また役目
    1. [初出の実例]「其の職任(ツカサコト)を修めて法度に遵ひ奉らむ者をば天朝(みかと)、復益、広く、慈みたまはまくのみ」(出典:日本書紀(720)持統三年五月(北野本訓))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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