日本歴史地名大系 「実方院跡」の解説
実方院跡
じつぽういんあと
〔中世〕
高坊は仁平元年(一一五一)二月一五日の源義国寄進状写(米良文書)に「美作国稲岡南庄熊野本山之御師職高坊範助法印御房所申付也」とみえるのが早いが、この文書は疑問ももたれている。なお「続風土記」はこの文書をもってこのとき実方院が源家の御師職となったとしている。暦応元年(一三三八)二月一五日の足利尊氏御内書写(同文書)に「熊野山師職事、於当家一門者、可為高坊法眼御坊」とみえ、前記美作国
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報