宮内嘉長(読み)みやうちよしなが

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「宮内嘉長」の意味・わかりやすい解説

宮内嘉長
みやうちよしなが

[生]寛政1(1789).下総
[没]天保14(1843).5.17.
江戸時代後期の国学者。もと永井氏。宮内氏を継いだ。名は篤,嘉長。字は竹馬,号は仁里,実斎,釣客子。通称は主水,和泉。江戸で太田錦城に学び,宮沢雲山について詩を,加藤千蔭に書法を,平田篤胤に古学を学んだ。また,用水池造りの責任者をつとめたりもした。著書『銚子竹枝』『天磐笛記』『遠山毘古』『古史独言』『実斎詩稿』など。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「宮内嘉長」の解説

宮内嘉長 みやうち-よしなが

1789-1843 江戸時代後期の国学者。
寛政元年生まれ。下総(しもうさ)海上(うなかみ)郡(千葉県)新生(あらおい)村の神職,名主大田錦城,加藤千蔭(ちかげ),平田篤胤(あつたね)にまなび,郷里に塾をひらいて子弟におしえた。天保(てんぽう)14年5月17日死去。55歳。本姓は永井。字(あざな)は竹馬。通称は和泉。号は実斎。著作に「銚子竹枝」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android