対米外国投資委員会(読み)タイベイガイコクトウシイインカイ

デジタル大辞泉 「対米外国投資委員会」の意味・読み・例文・類語

たいべいがいこくとうし‐いいんかい〔タイベイグワイコクトウシヰヰンクワイ〕【対米外国投資委員会】

外国企業による米国企業の買収が米国の安全保障にとって脅威となるかを審査する、米国政府の省庁間委員会。大統領はこの委員会の勧告を受けて、買収を差し止める権限を持つ。CFIUS(Committee on Foreign Investment in the United States)。
[補説]財務省司法省国土安全保障省・商務省・国防総省国務省エネルギー省通商代表部・科学技術政策局の代表者で構成され、委員長は財務長官が務める。

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共同通信ニュース用語解説 「対米外国投資委員会」の解説

対米外国投資委員会(CFIUS)

外国企業による米企業の買収や、重要技術を持つ米企業への出資といった対米投資を審査する省庁横断の機関。財務長官を委員長に、商務省や国防総省、国務省などの代表者らで構成し、安全保障上の問題がないかどうか審査する。問題があると判断した場合は、大統領に取引阻止を勧告する権限を持つ。(ワシントン共同)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「対米外国投資委員会」の意味・わかりやすい解説

対米外国投資委員会
たいべいがいこくとうしいいんかい
Committee on Foreign Investment in the United States

包括通商法 5021条では,アメリカ国家安全保障を損なうおそれのある外国企業によるアメリカ企業買収を禁止している (いわゆるエクソン=フロリオ条項) が,これを調査する組織。財務省,商務省,国防総省の代表で構成される。企業の買収案件について 30日以内に調査するかどうかを決定し,調査に入ってから 45日以内に結論を出して大統領に報告,報告を受けた大統領は 15日以内に買収を認めるかどうか結論を下す。

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