射る(読み)イル

デジタル大辞泉 「射る」の意味・読み・例文・類語

いる【射る】

[動ア上一][文][ヤ上一]
矢を弓につがえて放つ。「弓をいる
矢や弾丸目的物に当てる。「的をいる
光が強く照らす。「光線が目をいる
向けて放たれたものが対象をとらえる。「やさしい言葉が心をた」
[類語]銃撃射撃発射発砲実射乱射速射掃射狙撃砲撃爆撃狙い撃ち射落とす撃つ

い・る【射る】

[動ラ五(四)]「い(射)る」(上一)に同じ。近世江戸語以降の用法
の光り闇を破りてはるかに身を―・り」〈露伴・いさなとり〉
[類語]撃つ銃撃

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精選版 日本国語大辞典 「射る」の意味・読み・例文・類語

い・る【射】

  1. 〘 他動詞 ラ行五(四) 〙 ( ヤ行上一段から転じて近世後期頃から使われた ) =いる(射)〔他ア上一〕
    1. [初出の実例]「生田川とやらの水の中に居る鳥を、箭(や)で射(イッ)た者の情人(いろ)にならふといったら」(出典人情本・英対暖語(1838)五)
    2. 「双瞳烱々として光彩人を射り」(出典:経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉後)

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