


(ゆう)(手)。弓に矢をつがえてこれを射る形。のち弓矢の形を身と誤り、金文にすでにその形に近いものがある。〔説文〕五下に「弓弩(きゆうど)、身より發して、
きに中(あた)るなり。矢に從ひ、身に從ふ」とするのは、のちの篆文の字形によって説くもので、身の部分は弓の形である。射は重要な儀礼の際に、修祓の呪儀として行われたもので、盟誓のときには「
射(くわいしや)(会射)」して、たがいに誓う定めであった。字にまた釋(釈)(せき)・
(えき)の音があり、その字義にも用いる。
と通じ、いとう、あく。
(と)と通じ、つくす、やぶる。
射 加知由美(かちゆみ)/細射 末々岐由美(ままきゆみ)/
射 楊氏
語抄に云ふ、止保奈計(とほなげ)/馳射 今案ずるに、俗に云ふ、於无毛乃以
(おむものいる)/弋射 以豆留(いづる)(箋注)蓋し射
の義/照射、今案ずるに、此の
に、照射を止毛之(ともし)と云ふ/戲射 今案ずるに、此の
に佐以多天(さいたて)と云ふは、是なるか。(箋注)谷川(士清)氏曰く、左以多天は、疑ふらくは小射楯の義ならん/射乏 夜布世岐(やふせぎ)/射翳 師
に、末布之(まぶし) 〔名義抄〕射 イル・ハカル・トホシ・ユミイル・イトフ/照射 トモシ/戲射 サイタテ/射乏 ヤフセギ/弋射 イツル/
射 カチユミ/細射 ママユミ/
射 トホナゲ/馳射 オムモノイル 〔字鏡集〕射 ハヤシ・イル・ヤ・ユミイル・トホシ・イトフ・ハカル・トホル
など三字を収める。
は〔新附〕にみえるが、金文にみえる射廬の意。射は和好を示す重要な儀礼で、謝はその声義を承けるものであろう。
・
jyakも声が通じ、通用することがある。
▶・射鉤▶・射殺▶・射士▶・射日▶・射者▶・射手▶・射招▶・射場▶・射数▶・射
▶・射中▶・射天▶・射服▶・射
▶・射猟▶・射礼▶・射官▶・射
▶・射策▶・射像▶・射的▶・射覆▶・射利▶・射干▶
射・激射・姑射・工射・巧射・好射・習射・照射・拙射・善射・掃射・速射・大射・弾射・馳射・逐射・注射・直射・弩射・博射・発射・反射・賓射・無射・輻射・噴射・聘射・放射・僕射・弋射・乱射・猟射出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
「圏」のページをご覧ください。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...