小坂神社
こさかじんじや
[現在地名]常北町小坂
西田川の南側に南面して鎮座する。社殿は杉木立に囲まれ、参道には境内社の小祠が十数余立並ぶ。境内の北・東・南は水田となり、西には山が迫る。祭神は倉稲魂命・天手力雄命。配神は事解男命・伊弉諾命・速玉男命。旧村社。
村内には古く笠宮神社と飯宮神社と熊野権現社が鎮座したが、明治四年(一八七一)三社を合祀し、同七年小坂神社と称した。社伝によると笠宮神社は大同元年(八〇六)の創立といい、「水府志料」には「村の鎮守に笠宮明神の社あり。永正九年壬申十二月、前但馬守源朝臣高久義有建立と云。佐竹氏の族高久氏の領知なりしと見ゆ。
小坂神社
おさかじんじや
[現在地名]須坂市井上町 小坂
井上村南西、大城の北麓小坂に鎮座。南面は山に対し、前面山脚を東西に通じる古道に面す。祭神高角身命(口碑八咫烏)・合殿誉田別尊。俚言に小坂八幡という。旧県社。
「延喜式」神名帳高井郡六座の中の小坂神社に比定。社伝に「天武天皇の時、大和国宇陀郡男坂神を遷祀す」という。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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