静のほぼ中央、
祭神の建葉槌命は「古語拾遺」によると
従五位上
」とあり、「延喜式」神名帳の久慈郡七座のうちに「静神社名神大」とある。「常陸二十八社考」によると那珂郡三三ヵ村の鎮守で、常陸第二宮と称された。慶長七年(一六〇二)徳川秀忠より神領一五〇石を与えられ、寛文七年(一六六七)徳川光圀が社殿を修営した。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
茨城県那珂(なか)市静に鎮座。建葉槌命(たけはづちのみこと)を主祭神とし、手力雄命(たぢからおのみこと)、高皇産霊尊(たかみむすびのみこと)、思兼命(おもいかねのみこと)を配祀(はいし)する。建葉槌命は天孫降臨に先だち国土平定に功があり、一方で倭文神(しとりのかみ)ともいい、織物の勧奨改良に活躍したと伝えられる。創建の時期は不明であるが、『三代実録』によると、885年(仁和1)神階従(じゅ)五位上となり、延喜(えんぎ)式内社。江戸期には社領150石の朱印を受けた。旧県社。例祭は4月1日で磯降(いそおり)祭ともいう。社宝に、「静神宮印」と刻された銅印(国重要文化財)、三十六歌仙額(県指定文化財)がある。
[茂木貞純]
…主産業は農業であるが,生産性は低い。《常陸国風土記》に記された〈静織の里〉の地といわれ,織物の神建葉槌命をまつった静神社(常陸二宮)がある。また南北朝期に南北両軍の決戦場となった瓜連城跡,江戸時代に常陸浄土宗の総本寺であった常福寺がある。…
※「静神社」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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