静神社(読み)しずじんじゃ

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

静神社
しずじんじゃ

茨城県那珂(なか)市静に鎮座。建葉槌命(たけはづちのみこと)を主祭神とし、手力雄命(たぢからおのみこと)、高皇産霊尊(たかみむすびのみこと)、思兼命(おもいかねのみこと)を配祀(はいし)する。建葉槌命は天孫降臨に先だち国土平定に功があり、一方で倭文神(しとりのかみ)ともいい、織物の勧奨改良に活躍したと伝えられる。創建の時期は不明であるが、『三代実録』によると、885年(仁和1)神階従(じゅ)五位上となり、延喜(えんぎ)式内社。江戸期には社領150石の朱印を受けた。旧県社。例祭は4月1日で磯降(いそおり)祭ともいう。社宝に、「静神宮印」と刻された銅印(国重要文化財)、三十六歌仙額(県指定文化財)がある。

[茂木貞純]

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精選版 日本国語大辞典の解説

しず‐じんじゃ しづ‥【静神社】

茨城県那珂市静にある神社。旧県社。祭神は健葉槌命(たけはづちのみこと)、高皇産霊尊(たかみむすびのみこと)、手力雄尊(たぢからおのみこと)、思兼命(おもいかねのみこと)。健葉槌命が機織りの法を教えたことにちなむ創建と伝えられる。常陸国の二宮。静明神。おしずさん。

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世界大百科事典内の静神社の言及

【瓜連[町]】より

…主産業は農業であるが,生産性は低い。《常陸国風土記》に記された〈静織の里〉の地といわれ,織物の神建葉槌命をまつった静神社(常陸二宮)がある。また南北朝期に南北両軍の決戦場となった瓜連城跡,江戸時代に常陸浄土宗の総本寺であった常福寺がある。…

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