日本歴史地名大系 「小蔵村」の解説 小蔵村おぐらむら 福岡県:前原市小蔵村[現在地名]前原市白糸(しらいと)川付(かわつき)村の南、獅子舞(ししまい)岳の北麓に位置する。北西は満吉(みつよし)村・波路(はろ)村(現二丈町)、南は肥前国小城(おぎ)郡上無津呂山(かみむつろやま)村(現佐賀県富士町)、南西は同国松浦(まつら)郡荒川(あらかわ)村(現同県七山村)。小倉とも記す(続風土記)。中世は長野(ながの)庄の内で、小蔵寺があった。正保郷帳では田二〇〇石余・畠四三石。領主の変遷は神在(かみあり)村と同じ。元禄国絵図では高二九四石余。天保三年(一八三二)の中津藩領郷村高帳下書でも同高。 小蔵村こぐらむら 高知県:南国市小蔵村[現在地名]南国市白木谷(しらきだに)白木谷村の南にある山村。「土佐州郡志」は白木谷村内の一小村として「小倉村」と記し、長宗我部元親が岡豊(おこう)に居城した頃、西北に小倉があったので名付けたと伝え、また当地に住して元親の寵愛を得た小倉鎰右衛門の子に新徳がおり、力が強く強弓を引いたことで名を得たともいう。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報