尻込み(読み)シリゴミ

デジタル大辞泉 「尻込み」の意味・読み・例文・類語

しり‐ごみ【尻込み/後込み】

[名](スル)
おじけて、あとじさりすること。「滝口をのぞこうとして思わず―した」
気後れしてためらうこと。ぐずぐずすること。「危険な仕事と聞いて―する」
[類語]ひるむたじろぐたじたじ怖気付く怖ける怖じるびびるびくつく鼻白む

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「尻込み」の意味・読み・例文・類語

しり‐ごみ【尻込・後込】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 馬が前へ進むのをいやがって、後ろへさがること。
    1. [初出の実例]「むちに驚き広庭に躍り出、しりこみしてはねまはる」(出典:御伽草子・羅生門(岩波文庫所収)(室町末)上)
  3. ためらってぐずぐずすること。おじけること。ちゅうちょ。逡巡
    1. [初出の実例]「此様な恥を掻いた事は無ひ。念も無ふ出づる事ではないと言ふて、尻(シリ)ごみするを」(出典仮名草子浮世物語(1665頃)三)

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