デジタル大辞泉 「鼻白む」の意味・読み・例文・類語 はな‐じろ・む【鼻白む】 [動マ五(四)]1 気後れした顔つきをする。「相手の気勢に一瞬―・む」2 興ざめがする。「無粋な話に一同―・む」[類語](1)怯ひるむ・しりごみ・たじろぐ・たじたじ・怖気付く・怖ける・怖じる・びびる・びくつく/(2)散文的・素っ気ない・無機的・無風流・味気あじけない・つまらない・興醒きょうざめ・興醒きょうざまし・不興・しらける・艶つや消し・色消し・しらじらしい・ぞっとしない・無味・無味乾燥・無趣味・没趣味・索然・砂を噛むよう 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「鼻白む」の意味・読み・例文・類語 はな‐じろ・む【鼻白】 [ 1 ] 〘 自動詞 マ行五(四) 〙① 気おくれした顔をする。また、気まりわるそうなためらった様子をする。[初出の実例]「さての人々は、皆臆しがちにはなじろめる多かり」(出典:源氏物語(1001‐14頃)花宴)② 興ざめがする。不愉快な気持になる。[初出の実例]「上人も、鼻じろみておはしたが、そのまま席を立って、帰らうとした」(出典:頸縊り上人(1922)〈菊池寛〉)[ 2 ] 〘 自動詞 マ行下二段活用 〙 [ 一 ]に同じ。[初出の実例]「さいがくはかばかしからぬ輩は、はなしろめておこがましき事多かり」(出典:おもひのままの日記(14C中)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例