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尿道結石 にょうどうけっせきUrethral Calculus

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家庭医学館の解説

にょうどうけっせき【尿道結石 Urethral Calculus】

[どんな病気か]
 尿道結石の多くは、膀胱(ぼうこう)結石が下降して尿道にとどまったものです。尿道狭窄(きょうさく)(「尿道狭窄」)や、尿道憩室(けいしつ)(「尿路憩室」)などの病気にともなっておこることもあります。尿道結石は、ほとんどが尿道の長い男性におこります。
[症状]
 尿道内に結石がとどまり、はまりこんだようになるため、強い排尿障害や排尿痛を訴えます。また多くの場合、肉眼でわかる血尿がみられます。
 結石が尿道の先端まできている場合は、かたい異物として触れたり、尿線が何本かに分かれて出たりします。
 問診と触診を行なうことによって、診断はほぼつきますが、腹部X線撮影を行なって、結石の大きさ、数、形、位置を調べます。
[治療]
 結石が尿道の先端部にある場合は、尿道に潤滑剤を注入してから、腹圧をかけ、排尿とともに排出させるか、鉗子(かんし)を尿道口から入れて取り出します。尿道の奥にとどまっている場合は、ブジーという器具でいったん膀胱まで押しもどし、内視鏡を使って砕きます。尿道狭窄や尿道憩室があれば、その治療も必要となります。

出典|小学館
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

尿道結石
にょうどうけっせき

腎臓(じんぞう)、尿管から下降した結石が尿道にひっかかった二次的な結石がほとんどで、尿道に異常がなければまもなく排出される。しかし、尿閉をおこしたときには、ブジーとよばれる金属棒を挿入して結石をいったん膀胱(ぼうこう)内に押し戻してから、内視鏡を使って砕石するか摘出する。結石が前部尿道にあるときは、異物鉗子(かんし)で摘出を試みる。結石より尿道の出口側に尿道狭窄(きょうさく)がある場合には、尿道ブジーで拡張すれば、結石は排出される。尿道憩室内にできた原発性の結石は、憩室を切除するほかはない。尿道前立腺(せん)部に発生する前立腺結石は、前立腺肥大症といわれる腺腫(せんしゅ)と本来の前立腺との境界付近にできるので、肥大症の手術を行わなくては除去できない。診断は、後部尿道や前立腺結石はX線撮影で、前部尿道の場合は触診か尿道鏡で行う。[松下一男]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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