20世紀日本人名事典 「山口寒水」の解説 山口 寒水ヤマグチ カンスイ 明治期の小説家 生年明治17(1884)年4月5日 没年明治37(1904)年6月28日 出生地群馬県渋川 経歴前橋の私塾集成学館に学んだ。大農の次男で、博文館の「少年世界」が主催した「戸隠山探険隊」に参加、小説家で隊長の江見水蔭に気に入られ旗手を務めた。明治35年郷土誌「横野乃華」に処女作「故山去」を発表。上京して水蔭宅の書生となり、田山花袋を知った。36年1月読売新聞に短編「氷採人夫」を書き1等当選。結核のため帰郷、「横野乃華」に農民小説「桑一枝」を発表後死亡した。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「山口寒水」の解説 山口寒水 やまぐち-かんすい 1884-1904 明治時代の小説家。明治17年4月5日生まれ。生地の群馬県で私塾集成学館にまなぶ。東京にでて江見水蔭の書生となり,田山花袋を知る。明治36年「氷採人夫(こおりきりにんぷ)」が「読売新聞」の懸賞で1等当選。代表作に農民小説「桑一枝(くわいっし)」がある。明治37年6月28日死去。21歳。本名は清一郎。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by