日本歴史地名大系 「山添八幡神社」の解説 山添八幡神社やまぞえはちまんじんじや 山形県:東田川郡櫛引町下山添村山添八幡神社[現在地名]櫛引町下山添下山添集落の南、字宮(みや)ノ越(こし)にあり、四方を田地に囲まれる。羽黒山の開山とされる蜂子皇子が当地で霊地を見立て同山に向かったので見立(みたて)八幡(山添村史)、また弓矢(ゆみや)八幡(宝暦九年「神社改書上帳」鶴岡市郷土資料館蔵)とも称された。祭神は誉田別尊・息長足比売命・玉依比売命。旧郷社。社伝によれば大同年中(八〇六―八一〇)の創建で、鎌倉時代には大泉(おおいずみ)庄地頭武藤氏が社殿を造営したと伝え、社紋には武藤家の家紋、六ッ目結を使用する。永徳二年(一三八二)を筆頭とする三〇〇巻余の大般若経の写経が残り、奥書には「大泉庄山制郷八幡宮」「山副八幡宮」などと記される。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by