岩淵辰雄(読み)イワブチ タツオ

20世紀日本人名事典 「岩淵辰雄」の解説

岩淵 辰雄
イワブチ タツオ

昭和期の政治評論家 読売新聞主筆;貴院議員。



生年
明治25(1892)年1月10日

没年
昭和50(1975)年6月6日

出生地
宮城県

学歴〔年〕
早稲田大学文科中退

主な受賞名〔年〕
勲一等瑞宝章〔昭和40年〕

経歴
昭和3年から自由通信社、読売新聞、国民新聞、東京日日新聞などの政治部記者として活躍。戦時中、「中央公論」や「改造」に政治評論、政界内幕物を書いたが、自由主義者・吉田茂のブレーンとして戦争の収束をはかり、憲兵隊に検挙されるなど軍部圧迫を受けた。戦後、貴院議員、公職適否委員会委員、21年6月から読売新聞主筆、37年から国鉄理事を務めた。著書に「現代日本政治論」「政界五十年史」「屑屋政談」「重臣論」「敗るる日まで」「犬養毅」「幸徳秋水杉村楚人冠馬場恒吾」のほか、「岩淵辰雄選集」(全3巻)がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「岩淵辰雄」の解説

岩淵辰雄 いわぶち-たつお

1892-1975 昭和時代新聞記者,政治評論家。
明治25年1月10日生まれ。昭和3年から「読売新聞」「国民新聞」などの政治記者をつとめる。「改造」などに自由主義の政治評論を発表。20年早期終戦をめざす吉田茂らのグループ一員として検挙される。21年「読売新聞」主筆。昭和50年6月6日死去。83歳。宮城県出身。早大中退。著作に「政界五十年史」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「岩淵辰雄」の解説

岩淵 辰雄 (いわぶち たつお)

生年月日:1892年1月10日
昭和時代の新聞記者;政治評論家。貴族院議員;読売新聞主筆
1975年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android