峰温泉(読み)みねおんせん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「峰温泉」の意味・わかりやすい解説

峰温泉
みねおんせん

静岡県賀茂(かも)郡河津町(かわづちょう)にある温泉河津川沿いに位置し、古くは縹温泉(はなだおんせん)とよばれた。泉温は82~100℃と高く、泉質塩化物泉。湧出(ゆうしゅつ)量も1分間に1万8000リットルと多く、今井浜温泉に送湯している。1926年(大正15)試掘により高さ30メートルに達する大噴湯をあげ、有名となった。国指定の天然記念物に新町の大ソテツがあり、温泉利用の花卉(かき)栽培もみられる。伊豆急行河津駅よりバスで5分。

[北川光雄]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「峰温泉」の意味・わかりやすい解説

峰温泉
みねおんせん

静岡県東部,伊豆半島南東部の河津町にある温泉。河津川にのぞむ。8世紀の発見といわれる歴史の古い温泉であるが,1926年にボーリングを行なった結果,多量の湯が湧出るようになった。泉質は弱食塩泉。泉温は 100℃と高温。湯量も多く,今井浜温泉に送湯しているほか,野菜の促成栽培園芸植物の栽培にも使われている。温泉の水蒸気が 30mもの高さに噴き上がる源泉の大噴湯がシンボル東伊豆中伊豆を結ぶ観光の中継地として利用されている。

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デジタル大辞泉プラス 「峰温泉」の解説

峰温泉

静岡県賀茂郡河津町、河津川沿いにある温泉。100℃の源泉が高さ約30メートルに達する大噴湯で知られる。周辺公園として整備されている。

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