崔圭夏(読み)チェギュハ

デジタル大辞泉 「崔圭夏」の意味・読み・例文・類語

チェ‐ギュハ【崔圭夏】

[1919~2006]韓国政治家。第10代大統領江原道出身。1941年、東京高等師範学校卒業。戦後外交官僚として活躍。1976年国務総理となり、1979年朴大統領暗殺により大統領に就任翌年全斗煥による軍事クーデターに圧され辞職さいけいか。→チョンドファン

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「崔圭夏」の意味・わかりやすい解説

崔圭夏
さいけいか / チェギュハ
(1919―2006)

韓国(大韓民国)の政治家。第10代大統領。江原道(こうげんどう/カンウォンド)原州(げんしゅう/ウオンジュ)出身。1937年京城第一高等普通学校を終えて、1941年(昭和16)日本の東京高等師範学校卒業。第二次世界大戦後、1947年から韓国の食糧・農政部門に携わり、1952年から対日外交を中心とする外交官僚として活躍。1967年外務部長官となり、広く国際的に活動を展開。1975年国務総理となる。1979年10月朴正煕(ぼくせいき/パクチョンヒ)大統領死去により、大統領権限を代行し、ついで12月第10代大統領に就任した。ポスト朴の事態収拾にあたったが、翌1980年8月辞任し、全斗煥(ぜんとかん/チョンドファン)国軍保安司令官に大統領の席を譲った。

玉城 素]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「崔圭夏」の意味・わかりやすい解説

崔圭夏
さいけいか

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