朴正熙(読み)パクチョンヒ(その他表記)Pak Ch&obreve;ng-hŭi

デジタル大辞泉 「朴正熙」の意味・読み・例文・類語

パク‐チョンヒ【朴正熙】

[1917~1979]韓国軍人政治家。1961年の軍事革命を主導し、63年に第5代大統領となる。第9代まで務め日韓基本条約締結経済高度成長を促進。独裁傾き、79年暗殺された。ぼくせいき。→チェギュハ

ぼく‐せいき【朴正熙】

パクチョンヒ

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精選版 日本国語大辞典 「朴正熙」の意味・読み・例文・類語

ぼく‐せいき【朴正熙】

  1. 韓国の軍人・政治家。一九六一年の軍事革命を主導し、六三年に大統領となる。日韓基本条約の締結、経済の高度成長を促進。独裁体制の強化を図ったが、七九年暗殺された。パク=チョンヒ。(一九一七‐七九

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旺文社世界史事典 三訂版 「朴正熙」の解説

朴 正熙
パクチョンヒ
Pak Chong-hui

1917〜79
大韓民国の軍人・大統領(在任1963〜79)
満州軍官学校をへて日本の陸軍士官学校留学。第二次世界大戦後,韓国軍にはいり,李承晩 (イスンマン) 引退後の政情不安に際して,1961年クーデタにより軍部独裁政権を樹立し,62年大統領代行,63年大統領となる。1965年日韓基本条約を締結し,72年末維新憲法下の大統領に選出され,大統領緊急措置で国内の自由化運動を抑えた。そのいっぽうで日米援助をもとに“漢江奇跡”と呼ばれる高度経済成長を実現した。しかし国内での反発も根強く,1974年には夫人を暗殺され,79年には側近によって射殺された。

朴 正熙
ぼくせいき

パクチョンヒ

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「朴正熙」の解説

朴正熙(パク・チョンヒ)
Pak Ch&obreve;ng-hŭi

1917~79

韓国の大統領(在任1963~79)。慶尚北道の人。満洲国軍官学校を卒業。日本陸軍士官学校に留学,関東軍に配属される。1948年の大韓民国成立後,軍団長,参謀長歴任。1961年5月軍部を率いクーデタを起こして張勉(チャン・ミョン)内閣を倒し,国家再建最高会議議長として政権を掌握,63年12月に大統領となった。65年日韓基本条約を結び,経済成長を促進する一方で民主主義を弾圧する政策をとった。79年に側近に暗殺された。


朴正熙(ぼくせいき)

朴正熙(パク・チョンヒ)

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