崩ずる(読み)ホウズル

デジタル大辞泉 「崩ずる」の意味・読み・例文・類語

ほう・ずる【崩ずる】

[動サ変][文]ほう・ず[サ変]天子天皇皇后皇太后太皇太后などが亡くなる。おかくれになる。崩御ほうぎょする。「昭和天皇が―・ずる」
[類語]薨ずる卒する寂する死ぬ卒去する薨去こうきょするお隠れになる升遐しょうか徂落そらく登仙易簀えきさく崩御

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「崩ずる」の意味・読み・例文・類語

ほう‐・ずる【崩】

  1. 〘 自動詞 サ行変 〙
    [ 文語形 ]ほう・ず 〘 自動詞 サ行変 〙 天子、天皇、皇后、太皇太后、皇太后などが死去する。おかくれになる。崩御する。
    1. [初出の実例]「孔部間人母王崩」(出典:知恩院本上宮聖徳法王帝説(917‐1050頃か))
    2. 「新帝幼生にて御座ある上、君崩(ホウ)じ給たる後」(出典太平記(14C後)二一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android