登仙(読み)トウセン

デジタル大辞泉 「登仙」の意味・読み・例文・類語

とう‐せん【登仙】

天に登って仙人となること。また、仙人。「羽化登仙
貴人、特に天子を敬って、その死をいう語。〈運歩色葉
[類語]死ぬ卒去する薨去こうきょするこうずるお隠れになる升遐しょうか徂落そらく崩ずる易簀えきさく崩御

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「登仙」の意味・読み・例文・類語

とう‐せん【登仙】

〘名〙
① 天に登って仙人となること。また、仙人。
※大般若波羅蜜多経巻二六七跋‐神亀五年(728)九月二三日「以此善業、奉登仙、二尊神霊、各随本願、往生上天」 〔蘇軾‐前赤壁賦
② 貴人を敬って、その死去をいう語。特に、天皇の崩御をいう。登遐。〔運歩色葉(1548)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「登仙」の読み・字形・画数・意味

【登仙】とうせん

仙人となる。〔楚辞遠遊〕眞人の休を貴び 世の登仙を美(よみ)す

字通「登」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android