嵐徳三郎(読み)アラシ トクサブロウ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「嵐徳三郎」の解説

嵐 徳三郎(7代目)
アラシ トクサブロウ


職業
歌舞伎俳優

本名
横田 一郎

別名
前名=大谷 ひと江

屋号
葉村屋

生年月日
昭和8年 12月20日

出生地
香川県 高松市

学歴
日本大学芸術学部演劇科卒

経歴
松竹が育成した学士俳優の第1号で、昭和31年大谷ひと江を名乗り、「お夏清十郎」の沖仲士で初舞台。34年「籠釣瓶」の初菊で名題昇進、46年に7代目徳三郎を襲名。近年は「NINAGAWA・マクベス」に始まる蜷川幸雄舞台常連になるなど歌舞伎だけにとどまらず女形として幅広く活躍。62年から「王女メディア」で主役を演じ、国内外で高い評価を受け、ロンドン公演ではローレンス・オリヴィエ賞の主演男優賞にノミネートされた。他の代表的舞台に「女殺油地獄」「卒塔婆小町」など。

受賞
大阪府民劇場奨励賞「女殺油地獄」,松尾芸能賞(特別賞 第15回)〔平成6年〕

没年月日
平成12年 12月5日 (2000年)

伝記
七代目嵐徳三郎伝―歌舞伎ざんまい幕のうちそと 船木 浩司 著(発行元 東方出版 ’04発行)


嵐 徳三郎(5代目)
アラシ トクサブロウ


職業
俳優

本名
小林 徳太郎

別名
幼名=嵐 嵐徳太郎,前名=嵐 和三郎

生年月日
明治16年 3月24日

出身地
大阪府 大阪市

経歴
明治22年5代目嵐璃寛の門人嵐徳太郎と名乗り7歳で初舞台を踏む。29年4代目嵐和三郎を襲名、昭和4年6代目嵐徳三郎を襲名。その後、映画俳優となり寛寿郎プロに所属小芝居座頭をつとめたこともある。

没年月日
昭和30年 11月8日 (1955年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「嵐徳三郎」の解説

嵐 徳三郎(7代目)
アラシ トクサブロウ

昭和・平成期の歌舞伎俳優



生年
昭和8(1933)年12月20日

没年
平成12(2000)年12月5日

出生地
香川県高松市

本名
横田 一郎

別名
前名=大谷 ひと江

屋号
葉村屋

学歴〔年〕
日本大学芸術学部演劇科卒

主な受賞名〔年〕
大阪府民劇場奨励賞「女殺油地獄」,松尾芸能賞(特別賞 第15回)〔平成6年〕

経歴
松竹が育成した学士俳優の第1号で、昭和31年大谷ひと江を名乗り、「お夏清十郎」の沖仲士で初舞台。34年「籠釣瓶」の初菊で名題昇進、46年に7代目徳三郎を襲名。「NINAGAWA・マクベス」に始まる蜷川幸雄の舞台の常連になるなど歌舞伎だけにとどまらず女形として幅広く活躍。62年から「王女メディア」で主役を演じ、国内外で高い評価を受け、ロンドン公演ではローレスス・オリヴィエ賞の主演男優賞にノミネートされた。他の代表的舞台に「女殺油地獄」「卒塔婆小町」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「嵐徳三郎」の解説

嵐徳三郎(7代) あらし-とくさぶろう

1933-2000 昭和後期-平成時代の歌舞伎役者
昭和8年12月20日生まれ。昭和31年大阪中座で初舞台。34年大阪新歌舞伎座で「籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)」の初菊で名題昇進。46年7代嵐徳三郎を襲名。女方として活躍する。蜷川幸雄(にながわ-ゆきお)演出の「王女メディア」などにも出演。代表的舞台に「女殺油地獄」「卒塔婆小町」など。平成12年12月5日死去。66歳。香川県出身。日大卒。本名は横田一郎。初名は大谷ひと江。屋号は葉村屋。

嵐徳三郎(初代) あらし-とくさぶろう

嵐猪三郎(あらし-いさぶろう)(初代)

嵐徳三郎(2代) あらし-とくさぶろう

嵐璃寛(あらし-りかん)(2代)

嵐徳三郎(3代) あらし-とくさぶろう

嵐璃寛(あらし-りかん)(3代)

嵐徳三郎(4代) あらし-とくさぶろう

嵐璃寛(あらし-りかん)(4代)

嵐徳三郎(5代) あらし-とくさぶろう

嵐璃寛(あらし-りかん)(5代)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「嵐徳三郎」の解説

嵐 徳三郎(7代目) (あらし とくさぶろう)

生年月日:1933年12月20日
昭和時代;平成時代の歌舞伎役者
2000年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の嵐徳三郎の言及

【嵐璃寛】より

…芸域も広く,極上上吉にまでなった文化・文政期の立役の名優である。(2)2世(1788‐1837∥天明8‐天保8) 初世嵐吉三郎の長男嵐猪三郎に入門し,嵐徳三郎の名で初舞台。嵐寿三郎を経て2世嵐橘三郎となる。…

※「嵐徳三郎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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