川内原発

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

川内原発

1号機は1984年7月、2号機は85年11月に営業運転を開始し、出力はともに89万キロワット。2011年9月までに定期検査で停止した。15年8月、1号機が東日本大震災後の新規制基準下で全国で初めて再稼働した。2号機も同年10月に再稼働。3号機の増設も計画されたが、東京電力福島第一原発事故で凍結されている。

(2016-08-27 朝日新聞 朝刊 2総合)

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百科事典マイペディアの解説

川内原発【せんだいげんぱつ】

九州電力川内原子力発電所。鹿児島県川内市久見崎町。1号機は1984年,2号機は1985年に運転を開始。いずれも加圧水型軽水炉。計画中の3号機は改良型加圧水型軽水炉で,2019年運転開始を予定している。2011年3月の福島第一原発事故のときには,2号機が定期点検中で,2011年5月には1号機も定期検査のため稼動停止。2013年7月に施行された,原子力規制委員会の新規制基準では,過酷事故対策や地震・津波対策など厳しい基準が設定された。九州電力は2013年7月に1,2号機の再稼働をめざすとしていたが,新規制基準は160km圏内の全火山の影響評価についてこれまで以上に厳しい評価を課しており,圏内に桜島,阿蘇山など九州有数の火山が存在する川内原発の再稼働が短期に認められるか注目された。また,新規制基準は,活断層の真上にある原発は認めない方針を示しており,近接地域に市来断層帯がある川内原発には,活断層の長さがどれほどであるかなど正確な調査が求められた。しかし2014年3月,原子力規制委員会は,九州電力の火山活動で想定される火砕流は原発敷地内に届かないという説明と原発敷地内の断層には活動性がないとの判断をおおむね了承。原子力規制委員会は初の優先審査対象として川内原発1,2号機を選ぶと発表した。2015年7月,新規制基準の適合性審査に合格したため,2015年8月に1号機,2015年10月に2号機を再稼働した。

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