差替え(読み)サシカエ

デジタル大辞泉 「差替え」の意味・読み・例文・類語

さし‐かえ〔‐かへ〕【差(し)替え/差(し)換え】

差し替えること。また、そのもの。「朝刊一面が―になる」「―がきく」
印刷で、誤字や組み方の誤りなどがあったとき、校正指示に従って組版中の活字などを入れ替えたり組み替えたりすること。
新聞で、降版後に紙面データを修正し、いったん印刷機を止めて新しいデータに取り替えて印刷すること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「差替え」の意味・読み・例文・類語

さし‐かえ‥かへ【差替・差換】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 差しかえること。とりかえること。「記事の差しかえ」
    1. [初出の実例]「方言の僅かなさし替を以て此唱へごとは最近まで行はれて居た」(出典:先祖の話(1946)〈柳田国男〉五九)
  3. ( 「さしがえ」とも ) 差しかえるために、別に用意しておく予備の刀。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「それ迄の形見にとて。我が指替(サシガヘ)を残し置」(出典浮世草子・男色大鑑(1687)二)
  4. 印刷で、誤字や組版の違いなどを、校正の指定に従って、活字を入れ替えたり版を組み替えたりすること。〔最新百科社会語辞典(1932)〕
  5. 遊里で、太夫天神が客に買われて揚屋(あげや)入りすること。
    1. [初出の実例]「さしかへの夜、太夫には引ふね禿(かぶろ)つきそひ」(出典:洒落本・虚実柳巷方言(1794)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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