デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「市山助五郎」の解説 市山助五郎(初代) いちやま-すけごろう 1692-1747 江戸時代中期の歌舞伎役者。元禄(げんろく)5年生まれ。江戸の若衆方で初代市川団十郎の門下。宝永5年(1708)京都にいき,榊山(さかきやま)小四郎に入門。大坂,江戸で立役(たちやく)をつとめる。のち大坂で座本となり,脚本もかき自演した。延享4年5月10日死去。56歳。前名は榊山助五郎。俳名は之山。屋号は松屋。脚本に「傾城妻恋桜(けいせいつまごいざくら)」など。 市山助五郎(2代) いちやま-すけごろう ?-? 江戸時代中期の歌舞伎役者。初代市山助五郎の子。大坂道頓堀芝居の囃子(はやし)方をへて,大西藤蔵の門人となって竹本座の三味線方。のち役者に転じて立役(たちやく)をつとめる。明和2年(1765)2代を襲名,京坂で座本となった。別名に大西長蔵。俳名は志山。屋号は松屋。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by