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市川団蔵(7代) いちかわ だんぞう

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

市川団蔵(7代) いちかわ-だんぞう

1836-1911 幕末-明治時代の歌舞伎役者。
天保(てんぽう)7年3月20日生まれ。江戸の料理人の子。6代団蔵の養子となり,大坂で7代市川団十郎に入門。4代市川小団次の薫陶もうける。明治30年7代団蔵を襲名実事(じつごと)と敵役を得意とし,現在の団蔵型をつくった。明治44年9月11日死去。76歳。初名は市川茂々太郎(2代)。前名は市川白蔵(2代),九蔵(3代)。俳名三猿,市紅。屋号は三河屋

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朝日日本歴史人物事典の解説

市川団蔵(7代)

没年:明治44.9.12(1911)
生年:天保7.3.20(1836.5.5)
幕末明治期の歌舞伎役者。俳名三猿。本名後藤銀蔵。江戸霊岸島生まれ。3歳で6代目団蔵の養子となり,茂々太郎を名乗り初舞台。その後7代目市川団十郎に入門,また4代目市川小団次の薫陶を受け,3代目市川九蔵を経て,明治30(1897)年団蔵を襲名。幕末期の歌舞伎芸を正しく継承し,古怪な陰翳と渋い芸風を特色とした。明治初年から技倆を高く評価されながら,片意地な性格から長く小芝居や地方を回り,傍流扱いされていたが,最晩年に東京の歌舞伎座や帝国劇場に迎えられ,最後の光芒を放った。団蔵の名跡は,昭和62(1987)年に8代目の孫・銀之助が襲名した9代目におよぶ。<参考文献>市川九蔵(8代目団蔵)『七世市川団蔵』

(石橋健一郎)

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