平康(読み)へいこう

精選版 日本国語大辞典 「平康」の意味・読み・例文・類語

へい‐こう‥カウ【平康】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 落ち着いて安らかなこと。また、そのさま。平穏。
    1. [初出の実例]「妓(じょらう)の臨機応変、実に是平康(ヘイコウ)盛事なるぞかし」(出典洒落本・仕懸文庫(1791)一)
    2. [その他の文献]〔書経‐洪範〕

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「平康」の意味・わかりやすい解説

平康
へいこう / ピョンカン

北朝鮮、江原道南部の平康郡にある邑(ゆう)(町)。郡の所在地。450メートルの高原地帯で、楸哥嶺(しゅうかれい)地溝帯の南辺にある虎岩(こがん)山(572メートル)の麓(ふもと)にある。前面に重峰山を望み、北東長鼓(ちょうこ)山、弥勒(みろく)山を仰いでいる。朝鮮戦争中は金化鉄原とともに「鉄の三角地帯」の一角として激しい攻防戦のあった所である。高原地帯の陸路の交通中心地である。

[魚 塘]

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百科事典マイペディア 「平康」の意味・わかりやすい解説

平康【へいこう】

朝鮮民主主義人民共和国,江原道南部の軍事境界線付近の町。楸哥嶺(しゅうかれい)地溝帯の南方,鉄原・平康台地に位置する。朝鮮戦争の激戦地で,鉄原,金化とともに鉄の三角地帯の一角であった。

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普及版 字通 「平康」の読み・字形・画数・意味

【平康】へいこう

平安。

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