庄内(町)(読み)しょうない

日本大百科全書(ニッポニカ) 「庄内(町)」の意味・わかりやすい解説

庄内(町)
しょうない

山形県北西部、東田川郡(ひがしたがわぐん)にある町。2005年(平成17)、東田川郡余目町(あまるめまち)、立川町(たちかわまち)が合併して成立。町域は南北に長く、北部は庄内平野のほぼ中央に位置し、南部は月山(がっさん)北麓(ほくろく)から続く山地が占める。その山地を立谷沢(たちやざわ)川が北流し、町の北東端で最上(もがみ)川と合流する。最上川に平行してJR陸羽西線が走り、余目駅でJR羽越本線につながる。また、国道47号、345号が通じる。北部の余目地区の地名は『和名抄(わみょうしょう)』に載る古代余戸(あまるべ)郷に由来する。地区の中心となる余目は、かつては庄内米の集散地として栄え、現在も庄内町役場の所在地となっている。一方、中部から南部を占める立川地区の中心地の狩川(かりかわ)には、最上家の部将で北楯大堰(きただておおぜき)を開削したことで知られる北楯大学利長が配された。清川(きよかわ)は最上川舟運の要衝地で関所が置かれていた。また、幕末の志士清河八郎の出身地でもあり、記念館がつくられている。

 基幹産業は農業で、米作単作地帯であったが、近年では養豚や花卉(かき)栽培も行われている。余目油田があり、天然ガス利用も進んでいる。春から秋にかけて「清川ダシ」とよばれる強風が吹くが、これを利用した風力発電が行われている。さらにシンボル風車を観光開発に用いた「風車村」や学習施設「ウィンドーム立川」などもつくられている。磐梯(ばんだい)朝日国立公園の一部で、また最上川県立自然公園がある。面積249.17平方キロメートル、人口2万0151(2020)。

[編集部]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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