府庫(読み)フコ

精選版 日本国語大辞典 「府庫」の意味・読み・例文・類語

ふ‐こ【府庫】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 財貨や文書などを納めておくくら
    1. [初出の実例]「府庫倉甍連簷立誇栄花之春」(出典異制庭訓往来(14C中))
    2. [その他の文献]〔周礼‐天官・大府〕
  3. 国府など地方官庁の庫。
    1. [初出の実例]「大菩薩并比咩神封一千四百十戸、宜府庫者」(出典:類聚三代格‐一・大同三年(703)七月一六日)

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普及版 字通 「府庫」の読み・字形・画数・意味

【府庫】ふこ

くら。〔礼記月令〕(季春の月)司に命じ、倉廩(さうりん)を發(ひら)きて窮に賜ひ、乏を振(すく)ひ、府庫を開きて帛を出だし、天下(あまね)くす。

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