精選版 日本国語大辞典 「弁才」の意味・読み・例文・類語 べん‐ざい【弁才・辯才】 〘 名詞 〙 ( 「べんさい」とも ) 仏語。弁舌の巧みなこと。口才。能弁。四無碍解(しむげげ)。[初出の実例]「砥智慧刀、涌辯才泉、被忍辱介、駕慈悲驥」(出典:三教指帰(797頃)下)「ついせう・べんざいにて主人をたぶらかし」(出典:寸鉄録(1606))[その他の文献]〔李白‐陪族叔当塗宰詩〕 べ‐ざい【弁才・弁財】 〘 名詞 〙① 「べざいぶね(弁才船)」の略。〔和漢船用集(1766)〕② 売春婦をいう。[初出の実例]「信州上田にべざいあり」(出典:滑稽本・風来六部集(1780)里のをだ巻評) べん‐ざい【弁才・弁財】 〘 名詞 〙 =べざいぶね(弁才船)[初出の実例]「碇泊して居た多くの〈略〉大艀、辨才(ベンザイ)」(出典:津軽海峡(1904)〈島崎藤村〉) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「弁才」の読み・字形・画数・意味 【弁才】べんさい 言説の才。〔顔氏家訓、帰心〕行に歸し、千門善に入らしむ。辯才智惠、豈に徒(た)だ七經(詩・書・礼・楽・易・春秋・論語)百氏のきのみならんや。字通「弁」の項目を見る。 【弁才】べんさい 明弁。字通「弁」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報