引起(読み)ヒキオコシ

デジタル大辞泉 「引起」の意味・読み・例文・類語

ひき‐おこし【引起】

シソ科多年草山地に生え、高さ約1メートル。茎は四角柱、葉は広卵形で対生する。秋、淡紫色唇形小花多数咲く。全草を乾燥したものを延命草といい、健胃薬とする。

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精選版 日本国語大辞典 「引起」の意味・読み・例文・類語

ひき‐おこし【引起】

  1. 〘 名詞 〙
  2. シソ科の多年草。北海道南部、本州、四国、九州の山野に生える。高さ〇・五~一メートル。全体に細毛を密布する。茎には四稜がある。葉は有柄で対生し、葉身は卵形で縁に鋸歯がある。夏から秋にかけ、梢頭および上部の葉腋円錐花序に小さな筒状唇形花をつける。花冠は淡紫色で紅または紫色の斑点がある。葉を健胃薬に用いる。延命草。〔文明本節用集(室町中)〕
  3. 植物「つるどくだみ(蔓蕺)」の異名。〔改正増補多識編(1670頃)〕
  4. 暑気あたりの薬。胡椒・肉桂・甘草・葛粉などを調合したもの。〔俚言集覧(1797頃)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「引起」の解説

引起 (ヒキオコシ)

学名Isodon japonicus
植物。シソ科の多年草,薬用植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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