デジタル大辞泉
「引起」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ひき‐おこ・す【引起】
〘他サ五(四)〙
① 倒れたり、横たわったりしている人や物などを引っぱって起こし立たせる。
※
落窪(10C後)一「君は物もおぼえでふし給へるを、おましなほさんとひきおこしたてまつれば」
② 衰えすたれた家・国などを再興する。
※
玉葉(1312)雑三・二二三九「世の中は
和泉の
杣木(そまき)とる民のふかきを更に引き起さなん〈藤原実氏〉」
③ (「
惹起」とも書く) それがきっかけとなって、新しい事態を現出させる。
事件や騒ぎなどを起こす。惹起
(じゃっき)する。
ひき‐おこし【引起】
〘名〙
① シソ科の多年草。北海道南部、
本州、四国、九州の
山野に生える。高さ〇・五~一メートル。全体に細毛を密布する。茎には四稜がある。葉は有柄で対生し、葉身は
卵形で縁に
鋸歯がある。夏から秋にかけ、
梢頭および上部の
葉腋の
円錐花序に小さな筒状唇形花をつける。花冠は淡
紫色で紅または紫色の
斑点がある。葉を健胃薬に用いる。延命草。〔文明本節用集(室町中)〕
③ 暑気あたりの薬。胡椒・肉桂・甘草・葛粉などを調合したもの。〔俚言集覧(1797頃)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
引起 (ヒキオコシ)
学名:Isodon japonicus
植物。シソ科の多年草,薬用植物
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報