デジタル大辞泉 「弘願」の意味・読み・例文・類語 ぐ‐がん〔‐グワン〕【×弘願】 仏語。広大な誓願。一切衆生を救わんとする阿弥陀仏の四十八願をいう。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「弘願」の意味・読み・例文・類語 ぐ‐がん‥グヮン【弘願】 〘 名詞 〙 仏語。① 一切の衆生を救おうとする弘大な誓願。[初出の実例]「凡夫不レ堪二勤修一、何虚発二弘願一耶」(出典:往生要集(984‐985)大文四)「釈迦の恩徳山高く、彌陀の弘願海深し」(出典:空也和讚(12C後か))[その他の文献]〔観経玄義分〕② 浄土教では阿彌陀仏の立てた四十八願をいう。真宗では特に第十八願を指す。[初出の実例]「一代諸教の信よりも、弘願の信楽(しんげう)なほかたし」(出典:三帖和讚(1248‐60頃)浄土) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「弘願」の意味・わかりやすい解説 弘願ぐがん 仏教用語。広く人々を救おうとする願のこと。すべての菩薩は,その修行期間に誓願を立て,衆生を救済することを決意するが,特に阿弥陀仏の立てた願を弘願といい,四十八願あるなかで,浄土真宗では第十八願,浄土宗では四十八願全体をさすなど諸説がある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の弘願の言及 【本願】より …人々を救済しようとの根本の願い。その願いごとが弘(ひろ)いという意味で本弘(ほんぐ)誓願,略して弘誓(ぐぜい),弘願(ぐがん)ともいう。また因願(菩薩が仏になるための因としての行を修めている間におこした願の意),宿願などとも称する。… ※「弘願」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by