デジタル大辞泉
「御作」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
お‐つくり【御作】
① 「つくり(作)」を丁寧にいう語。
※
青草(1914)〈
近松秋江〉五「鮮麗な鯛のおつくりなどを食べつつ」
※雑俳・柳多留‐八四(1825)「おつくりが出来ると寒いさくや姫」
ご‐さく【御作】
〘名〙 (「ご」は接頭語) 貴人の作ったもの。また、
他人を敬って、その作ったものをいう。特に江戸初期、
歌舞伎若衆の美しい容貌を
仏像にたとえて「誰々の御作」といったり、また、
舞台に登場した
若衆をほめて「誰の御作」などと
掛け声をかけたりした。
※
仮名草子・
東海道名所記(1659‐61頃)一「
桟敷よりあれあれ、御らいかうよとほむれば、芝居よりは声をあわせて、御作
(ゴサク)は誰ぞなんどいひののしり」
ぎょ‐さく【御作】
〘名〙
① 貴人の作ったもの。
② 他人を敬って、その作ったものをいう語。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報