御荷鉾山(読み)みかぼやま

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

御荷鉾山
みかぼやま

群馬県南西部,関東山地の北東縁にある山。「みかぶやま」ともいう。東御荷鉾山 (1246m) と西御荷鉾山 (1287m) からなる。二つの山の間の鞍部は投石峠で,北の鏑川の谷から南の神流川の谷へ通じる通路になっている。西御荷鉾山の山頂には不動尊があり,古くから信仰の対象として知られていた。地質学者の小藤文治郎がこの地に発達する変成岩類の研究を発表して以来,御荷鉾層は三波川層とともに日本の古い地層として地質学上重視されるようになった。南麓にある万場町が登山基地。

御荷鉾山
みかぶやま

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世界大百科事典 第2版の解説

みかぼやま【御荷鉾山】

群馬県南西部,富岡市の南に位置する山。〈みかぶやま〉ともいう。西御荷鉾山(1286m)と東御荷鉾山(1246m)に分かれるが,いずれも過去の準平原面をよく残し,高度が低いわりには目だつ山となっている。関東山地の北東端を占め,鏑(かぶら)川と神流(かんな)川の分水嶺をなす。秩父古生層の変成層である御荷鉾系結晶片岩類の分布模式地として知られる。西御荷鉾山頂には不動尊がまつられ,古くからの信仰の山で登山客も多い。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

御荷鉾山
みかぼやま

群馬県南西部、関東山地北東部の山。「みかぶやま」ともいう。東御荷鉾山(1246メートル)と西御荷鉾山(1287メートル)からなり、ともに山容は丸みを帯びて高崎付近からよく見える。両御荷鉾山の間に投石(なげいし)峠の鞍部(あんぶ)がある。1888年(明治21)小藤文次郎(ことうぶんじろう)がこの地域に多い結晶片岩類にこの山の名をとって御荷鉾層(みかぶそう)と名づけ、東方の三波川(さんばがわ)層とともに日本の地質学発祥の地として知られる。神流(かんな)町から投石峠を経る登山コースがある。[村木定雄]

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世界大百科事典内の御荷鉾山の言及

【御荷鉾山】より

…〈みかぶやま〉ともいう。西御荷鉾山(1286m)と東御荷鉾山(1246m)に分かれるが,いずれも過去の準平原面をよく残し,高度が低いわりには目だつ山となっている。関東山地の北東端を占め,鏑(かぶら)川と神流(かんな)川の分水嶺をなす。…

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