翻訳|microclimate
地表面から地上1.5mくらいの間の大気層(接地気層)の気候。地表面の状態や地物の影響を強く受けて,細かい気象・気候状態の差異が生じる。接地気層の中ではわずかの高さの違いで気候状態がはなはだしく変化するので,地表面に接した所の大気層の気候は一般の気象観測が行われる高さ(地上1.5m前後)の気候とはかなり異なる。ふつうは水平方向の広がりはせいぜい100m以内の現象が対象になるが,小気候の意味で使われることもある。しかし小気候が小地域内の気候の水平方向の差異を問題にするのに対して,微気候では鉛直方向の気候差に注目する。微気候の例としては,温室の気候,水田の気候,草いきれ,霜穴などがあげられる。
執筆者:河村 武
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microclimate
空間的スケールでは水平的に10-2~102m,垂直的に10-2~2m,時間的スケールでは10-1~10secくらいの気候現象のこと。微気候の影響は草・建物・微地形などの高さの約4倍で消滅するので,この高さまでの垂直構造が特に重要である。微気候を左右するのは地表の物理的な諸性質・位置・露出,すなわち土壌の色・密度・熱収支・含水量,植被の諸性質,地表面の反射能・粗度などで,これらが地表面の熱交換・水分交換・運動量交換に関係して微気候を形成する。熱線風速計や赤外線輻射温度計,サーミスター抵抗温度計などにより,微気候調査の新しい方法が開発されている。
執筆者:福岡 義隆・田中 博
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→気候
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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