徳陽シティ銀行(読み)とくようシティぎんこう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「徳陽シティ銀行」の意味・わかりやすい解説

徳陽シティ銀行
とくようシティぎんこう

地方銀行。 1942年三徳無尽として設立。 51年相互銀行転換し徳陽相互銀行に社名変更。 74年外国為替業務,87年公共債ディーリング業務を開始。 90年普通銀行への転換とともに現社名に変更。仙台を中心に宮城県内に展開。しかし,1970年代に首都圏などでの不動産融資に失敗,79年に発覚した 100億円あまりの裏保証などの問題から信用低下,さらにバブル期の仙台市周辺での不動産融資なども不良化,1997年大型金融破綻の影響で,株価が下落し,預金流出,さらには資金調達が行きづまり,仙台銀行に経営譲渡を決めた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android