快心(読み)カイシン

デジタル大辞泉 「快心」の意味・読み・例文・類語

かい‐しん〔クワイ‐〕【快心】

気持ちのよいこと。また、よい気持ち。
「彼が其の夕にして瞑せんとする―の事とは何ぞ」〈紅葉金色夜叉

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精選版 日本国語大辞典 「快心」の意味・読み・例文・類語

かい‐しんクヮイ‥【快心】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 気持のよいこと。よい気持。また、そのさま。満足
    1. [初出の実例]「一段人生快心事、香魚時節在家郷」(出典:星巖集‐丙集(1837)帰省集・食香魚)
    2. 「お互ひにニッコリ笑って、自分々々の息の根を絶つやうな快心な光景は出現しないものらしい」(出典:他所の恋(1939‐40)〈正宗白鳥〉三)
    3. [その他の文献]〔史記‐平津侯主父偃伝〕

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普及版 字通 「快心」の読み・字形・画数・意味

【快心】かい(くわい)しん

心地よい。また、腹いせ。〔戦国策、燕三〕今、君、厚く位を先王に受けて、以てし、輕しく寡人てて以て心に快しとせば、則ちを掩ひちを救ふこと、君に得し。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「快心」の解説

快心 かいしん

?-? 戦国時代画家
岩にはえた松にやどる鷹(たか)をこのんでえがいた。岩や松は狩野元信(1476-1559)にまなび,鷹は土岐頼芸(よりなり)の画風をおもんじたという。

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