怠状(たいじょう)・過状とも。過失を謝罪する意を伝える文書で,古代~中世に用いられた。特定の様式はなく,一般の個人上申文書と同様,古代には解(げ)の様式を用い,平安後期から申文・申状に変化した。正倉院文書には,病気で公務を欠席したことをわびる書状など,軽い内容の実例が残るが,中世には裁判の過程で罪を公式に認めたり,訴訟の一部を過誤として取り下げる場合などに用いた。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
初冠,加冠,烏帽子着ともいう。男子が成人し,髪形,服装を改め,初めて冠をつける儀式。元服の時期は一定しなかったが,11歳から 17歳の間に行われた。儀式は時代,身分などによって異なり,平安時代には髪を...