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急性動脈閉塞症 キュウセイドウミャクヘイソクショウ

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デジタル大辞泉の解説

きゅうせいどうみゃくへいそく‐しょう〔キフセイドウミヤクヘイソクシヤウ〕【急性動脈閉塞症】

塞栓症血栓症などによって動脈が急に閉塞し、血流が途絶える疾患。

出典|小学館
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家庭医学館の解説

きゅうせいどうみゃくへいそくしょう【急性動脈閉塞症 Acute Arterial Occlusion】

[どんな病気か]
 急性動脈閉塞は、動脈が急に閉じて、急速に血行障害がおこる病気です。全身の動脈のどこでもおこりますが、腹部大動脈(ふくぶだいどうみゃく)から下肢動脈(かしどうみゃく)の分岐部(ぶんきぶ)によくおこります。
 ここでは下肢を例に述べます。
 原因は2つあります。1つは、心臓や血管の上流にある動脈瘤(どうみゃくりゅう)の中から、凝固した小さな血液塊(かい)(塞栓(そくせん))が流れ出て、それが足の動脈に詰まって動脈を閉塞する場合です。これを動脈塞栓症(どうみゃくそくせんしょう)といいます。
 もう1つは、下肢の動脈が、動脈硬化(どうみゃくこうか)や動脈炎(どうみゃくえん)、外からの圧迫などで、少し流れが悪くなり、そこで血液が凝固して血栓(けっせん)をつくり、動脈を急に閉じてしまう場合です。これを動脈血栓症(どうみゃくけっせんしょう)といいます。
 動脈塞栓症は、心房細動(しんぼうさいどう)という不整脈(ふせいみゃく)や弁膜症(べんまくしょう)が基礎になっていることが多くあります。
 動脈血栓症は、動脈硬化が基礎となっている場合がしばしばあります。
 いずれも急に足が痛んだり、しびれたり、皮膚が蒼白(そうはく)になったり、脈拍が消失したりしますので、発見は容易にできます。
[治療]
 急に血行が止まりますので、6時間以内に血行を再開しないと下肢に大きな障害を残す可能性があります。
 血行を再開するためには、血流の凝固を抑えるヘパリン剤という薬を注射するとともに、ウロキナーゼ剤やアルテプラーゼ剤という薬で血液凝固塊を溶かします。また、先端に風船がついたカテーテルバルーン・カテーテルと呼ばれる)で、動脈内の凝固塊を圧排(あっぱい)します。
 血栓が残ったり、動脈の狭窄部(きょうさくぶ)が残る場合には、バイパス手術を行ない、血行を再建させます。
 これらの治療が成功して、血行が十分行き届けば、その後の経過はよくなり、ふつうの生活を送ることができるようになります。

出典|小学館
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