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急性散在性脳脊髄炎 きゅうせいさんざいせいのうせきずいえんacute disseminated encephalomyelitis:ADEM

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

急性散在性脳脊髄炎
きゅうせいさんざいせいのうせきずいえん
acute disseminated encephalomyelitis:ADEM

脳および脊髄において,主として白質が侵され,急性の脳炎型,脊髄炎型を示す疾患。多発性の脱髄 (髄鞘がなんらかの原因によって変性脱落すること) を主徴とする。麻疹,痘瘡,風疹,水痘などの急性感染症に続いて発病したり,狂犬病や痘瘡 (天然痘) の予防接種後に起ることがある。前者を感染後性脳脊髄炎,後者を接種後性脳脊髄炎という。経過や重篤度に種々あり,死亡率が比較的高いこと,治癒後も神経症状が高頻度に残ることが特徴である。治療には ACTHや強力な副腎皮質ホルモンの投与が有効である。 (→脱髄疾患 ) 。

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デジタル大辞泉の解説

きゅうせいさんざいせい‐のうせきずいえん〔キフセイサンザイセイナウセキズイエン〕【急性散在性脳脊髄炎】

アデム(ADEM)

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世界大百科事典内の急性散在性脳脊髄炎の言及

【脳炎】より

…またセントルイス脳炎,カリフォルニア脳炎,ロシア春夏脳炎など地域により独特なものも知られている。(2)感染症後,予防接種後に発病する脳炎 はしか,水痘,流行性耳下腺炎などの感染症後や種痘,狂犬病ワクチン接種後などに発症するもの,ならびに特別な誘因のないものがあり,急性散在性脳脊髄炎といわれる。発症機序としてはアレルギー性のものが考えられている。…

※「急性散在性脳脊髄炎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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