精選版 日本国語大辞典 「惣型」の意味・読み・例文・類語 そう‐がた【惣型】 〘 名詞 〙 鋳型の一種。蜜蝋(みつろう)で模型を作り、まわりを砂・粘土などでかためて型とし、蜜蝋をあたためて流し出し、一体となった鋳型とするもの。昔、大仏を鋳るのに用いたが、現在工業用としては用いられていない。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「惣型」の意味・わかりやすい解説 惣型そうがた 鋳物をつくる型の一種,またその技法。粘土でつくって外型の内側に直接模様を彫り,軽く焼き,その内部に内型をはめ,空隙に溶かした金属を流し込んで成型する。茶釜や釣鐘などをつくる場合に用いる。弥生時代の銅鐸もこの方法でつくられたと考えられる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報