デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「惣領甚六」の解説
惣領甚六(初代) そうりょう-じんろく
4代岩井半四郎の兄。父は江戸の人形遣い。6代中村勘三郎の門下で中村勘八を名のり敵役をつとめた。明和2年(1765)江戸中村座で惣領甚六と改名し,道外方(どうけがた)に転じた。安永9年2月7日(一説に天明元年(1781)10月21日)死去。
惣領甚六(2代) そうりょう-じんろく
大坂の桐島儀左衛門の門にはいり敵役をつとめた。文化13年江戸河原崎座で2代目を襲名し,道外方(どうけがた)に転じ半道(はんどう)敵を得意とした。天保(てんぽう)8年8月14日死去。前名は桐島儀右衛門。俳名は桃儀,其道,都紅。屋号は大坂屋。