日本大百科全書(ニッポニカ) 「戦術空軍」の意味・わかりやすい解説 戦術空軍せんじゅつくうぐん 戦術航空作戦を遂行する組織で、戦闘機、攻撃機、偵察機、電子作戦機、対ゲリラ戦用機などを装備・使用する。アメリカ空軍では、戦術航空軍団(通称TAC)と、ヨーロッパ配備の在欧米空軍(USAFE)、太平洋方面の太平洋航空軍(PACAF)の両戦域航空部隊を編成していたが、TACは廃止されて主体は航空戦闘軍団に移管された。USAFEとPACAFは残っている。ロシアでは同様の組織を、前線航空部隊(FA)とよんでいる。[青木謙知][参照項目] | 戦略空軍 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
百科事典マイペディア 「戦術空軍」の意味・わかりやすい解説 戦術空軍【せんじゅつくうぐん】 戦略空軍が現れた後,従来の航空部隊を戦術空軍と呼ぶようになった。主として前線の地上部隊に協力し戦場付近の制圧を目的とするが,航空部隊相互の戦闘も行う。戦闘機,偵察機,爆撃機,迎撃用のミサイルなどで編制されている。米国の戦術空軍はTAC(Tactical Air Command)と呼ばれたが,1992年戦略空軍,輸送空軍とともに戦闘空軍ACC,機動空軍AMCへと統合・再編制された。→関連項目空軍 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「戦術空軍」の意味・わかりやすい解説 戦術空軍せんじゅつくうぐんtactical air force 戦術目標を攻撃する航空部隊。当面する目標の攻撃を任務とし,戦闘機,戦闘爆撃機,軽爆撃機,戦術偵察機,早期警戒機などからなる。これに対し後方の敵本国,敵占領地域における都市,生産施設などを攻撃する部隊を戦略空軍という。 (→戦術 ) 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by