手の形が印されているように見える岩石に神威を認め,その由来を説く伝説。広く各地に分布する。神や雷,大人(おおひと)あるいは弘法大師,弁慶など歴史上著名な人物の手形と称する例が多い。長野県諏訪市中州の神宮寺跡(もとの普賢堂跡)には,弘法大師が手をついたとか,または明神様が経津主(ふつぬし)命と武甕槌(たけみかづち)命に追われて当地に来た時に他所には一歩も出ない,と誓って石に手を押しつけた跡という御手形石がある。日本では石には霊魂が宿るという信仰があった。また,樹木と同様に神の依代(よりしろ)とする考えもあって,手形石はこうした心意を背景に成立したのであろう。つまり,この石は神聖な祭祀の場であり,神来臨の際目安ともなるのであった。ただし,すべての石が依代になるのではなく,手形石のように形状や色彩等に特色を持つ場合が対象になったようである。同種の伝説に,馬蹄石や足跡石がある。
執筆者:戸塚 ひろみ
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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