扶助料(読み)ふじょりょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

扶助料
ふじょりょう

扶助のために支給される恩給給付の一種。普通恩給が支給される年限に達した公務員が在職中に死亡し,その死亡を退職とみなす場合,またはすでに普通恩給を支給されている者が死亡した場合には,その遺族に,配偶者,未成年の子,父母,成年に達した子,祖父母の順 (ただし,夫または成年の子は,重度障害のため生活資料を得るみちがない場合に限る) に年金として普通恩給年額の 10分の5に相当する金額が支給される。その死亡が,公務による傷痍疾病のためであれば,さらに一定の率を乗じた金額が支給される。また,普通恩給年限に達しないで公務員が在職中に死亡した場合には,その遺族に一時扶助料が支給される (恩給法 72~82) 。 (→扶養 )

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精選版 日本国語大辞典の解説

ふじょ‐りょう ‥レウ【扶助料】

〘名〙
① 生計を扶助するために与えられる金銭。
※堺事件(1914)〈森鴎外〉「殺害せられたフランス人の家族の扶助料(フジョレウ)として、土佐藩士が十五万弗を支払ふこと」
② 一定の条件を備えた公務員などが死亡したとき、その遺族に支給される年金。
※道草(1915)〈夏目漱石〉六三「毎年下がる扶助料(フジョレウ)丈で活計(くらし)を立てて行った」

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