デジタル大辞泉 「捻くる」の意味・読み・例文・類語 ひね‐く・る【▽捻くる/×拈くる】 [動ラ五(四)]1 指先であちこちひねるようにする。さまざまにいじる。「ハンカチを―・る」2 あれこれ理屈をつけて言いまわす。表現などに趣向をこらす。いろいろ考える。「―・った表現」[動ラ下二]「ひね(捻)くれる」の文語形。[類語]いじる・まさぐる・もてあそぶ・いじくる 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「捻くる」の意味・読み・例文・類語 ひね‐く・る【捻・拈】 [ 1 ] 〘 他動詞 ラ行五(四) 〙① ひねるようにする。さまざまにいじる。ひねってまわす。[初出の実例]「ひねくりて奴(やっこ)得ぬかぬ竹刀」(出典:雑俳・ぬり笠(1697))「書籍ばかりを把玩(ヒネク)って居る芳江などの知らぬ事でも有り」(出典:魔風恋風(1903)〈小杉天外〉後)② むりやりにこじつけた理屈を言う。いろいろに理屈をつけて言いまわす。理屈をこねる。[初出の実例]「うらが村でも一(いち)ばんづつりくづのうひねくるのは、あのふとだアのし」(出典:滑稽本・田舎草紙(1804)三)③ =ひねる(捻)[ 一 ]③[初出の実例]「静勝軒、含雪斎、泊船亭など云ふ捻(ヒネ)くった名前の四阿式小房が有った」(出典:江戸から東京へ(1921)〈矢田挿雲〉一)④ =ひねる(捻)[ 一 ]④[初出の実例]「ひねくればげにやよかわのよしだじゃにそうわる口なおしゃりまするな」(出典:狂歌・孝雄狂歌集(1688頃))[ 2 ] 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙 ⇒ひねくれる(捻) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例