掻き混ぜる(読み)カキマゼル

デジタル大辞泉 「掻き混ぜる」の意味・読み・例文・類語

かき‐ま・ぜる【×掻き混ぜる/×掻き雑ぜる】

[動ザ下一][文]かきま・ず[ザ下二]
かきまわして一つにまぜ合わせる。混合させる。「砂利セメントを―・ぜる」
かき乱す。混乱させる。「議論を―・ぜる」
[類語]混ぜる混ぜ合わせる取り混ぜる掻き回すき混ぜるい交ぜる混ずるまぜこぜ攪拌かくはんブレンドミックス

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「掻き混ぜる」の意味・読み・例文・類語

かき‐ま・ぜる【掻混・掻雑】

  1. 〘 他動詞 ザ下一段活用 〙
    [ 文語形 ]かきま・ず 〘 他動詞 ザ下二段活用 〙
  2. いろいろな物事を、秩序なくまぜ合わせる。かきまわしてまぜる。
    1. [初出の実例]「あじろの氷魚も心よせ奉りて、いろいろの木の葉にかきまぜもて遊ぶをしも」(出典:源氏物語(1001‐14頃)総角)
  3. 弦楽器を弾いて、他の楽器の音にまじるようにする。
    1. [初出の実例]「箏の琴の時々かきまぜたるは、いとすぐれてきこゆ」(出典:夜の寝覚(1045‐68頃)一)
  4. 混乱を起こさせる。紛糾させる。かき乱す。
    1. [初出の実例]「自分の恋の悲しさといふ事やら、運命の恐ろしさといふ事やらが、〈略〉自分の脳をかきまぜて了ふ」(出典:野の花(1901)〈田山花袋〉九)

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