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改良揚繰網 かいりょうあぐりあみ

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世界大百科事典 第2版の解説

かいりょうあぐりあみ【改良揚繰網】

1888年ごろ九十九里浜の千葉県海上郡椎名内村において,千本松喜助石橋太郎兵衛らの努力によりイワシを捕獲対象として開発された高能率の旋網の一種。長さ106間,幅21間ほどの麻網で,漁船2艘,漁夫26人を要したという。明治前期にはそれまで九十九里のイワシ漁網であった地引網や八手(はちだ)網(敷網の一種)が,イワシの接岸量の減少などもあって衰退過程をたどっていたので,より沖合に進出して能率的に魚群を捕獲できる能率漁網が求められていた。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内の改良揚繰網の言及

【網漁業】より

…また,そのころ日本の漁業生産全体としては伸び悩み状態に当面していたが,その状態から脱出するための高能率漁網開発に最も早く成功したのはこの巻網類であった。すなわち明治20年代に千葉県海上郡椎名内村の千本松喜助らが改良揚繰(あぐり)網を発明し,同じころ関沢明清らによって紹介されたアメリカ式巾着網を,岩手県宮古湾岸鍬ヶ崎の大越作右衛門が導入することに成功した。改良揚繰網はおよそ長さ106間,幅21~22間ほどの麻網で,漁船2隻,漁夫26人を要したという。…

※「改良揚繰網」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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