政治倫理綱領(読み)セイジリンリコウリョウ

デジタル大辞泉 「政治倫理綱領」の意味・読み・例文・類語

せいじりんり‐こうりょう〔セイヂリンリカウリヤウ〕【政治倫理綱領】

国会議員政治倫理のあり方の基本理念を示した綱領。昭和60年(1985)の国会法改正に伴い衆議院参議院でそれぞれ議決された。「政治倫理の確立は、議会政治根幹である」とする前文と、「われわれは、政治倫理に反する事実があるとの疑惑をもたれた場合にはみずから真摯な態度をもつて疑惑を解明し、その責任を明らかにするよう努めなければならない」(第4項)などの5項目からなる。この綱領をもとに、国会議員が遵守すべき具体的な準則として「行為規範」が制定されている。→政治倫理審査会

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「政治倫理綱領」の意味・わかりやすい解説

政治倫理綱領
せいじりんりこうりょう

国会の権威と名誉を守り,議会制民主主義の健全な発展に資するため,衆議院,参議院それぞれが議決した政治倫理の基本方針。これに基づき行為規範が定められ,遵守が議員に義務づけられているほか,これを履行・検証するために衆参両院に政治倫理審査会が設置されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android